脚本 山本試験紙  演出 杉本 達・倉本朋幸

生田麻里菜/智順/津村知与支/細井じゅん/安川まり/横尾 渉/吉田電話 (五十音順)

公演日時/場所

新宿 シアターサンモール

2024年5月2日(木)~7日(火)

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INTRODUCTION

映像ディレクターの杉本達、 舞台演出家の倉本朋幸、 演劇・映像という表現に囚われず
W演出で実験的で挑戦的なことを行うユニット。

W演出とは・・・

山本試験紙は二人の演出家がそれぞれのストーリーを演出した後にシャッフルし、ひとつにまとめ上げる、W演出を試みるユニット。

今回は前回作品に引き続き「別々のストーリーだが演じる役者は同一で、それぞれのストーリーの役を瞬時に演じ分けてもらう」という「W演出」に挑戦。
舞台を演出し続けている倉本朋幸。映像で演出する杉本達。そんな主戦場が違う演出家が、役者に求めるものは全然違います。
概念やメタファーを大切にする倉本の演出。
主人公の気持ちの流れを最優先にする杉本の演出。
それを同じ舞台上で同時に役者に求めます。

そんなW演出に、7名の出演者が挑みます。

COMMENT

演出 杉本 達

熱を感じる人が僕は好きだ。でも過去に起こった二つの悲劇に関わった人達の熱は理解できなかった。だから今回それらを題材にし向き合ってみようと思った。到底信じられない出来事の数々。でも確実に過去に起こった事…調べていく中で自分の中に彼らと似た感覚、考え、行動があった事に気づく。きっとご観劇頂く観客の方々の心の中にもあるのではないだろうか?SNSなどで盲目的に何かを信じてしまう事はないだろうか?自分はこうならないと断言できるだろうか?僕には出来ない…で、結局彼らのことは分からないまま…自分自身のことが完全に分からないように…

演出 倉本朋幸

最近、すごく思っていることがある。
自分は、今信じているものを失ってしまったらどうなるのだろう?
失っても、私は、きっとここにあると、必ずまたきっと戻ってくると、確信をどこかに抱えながら不安や疑心暗鬼と戦い続けるのだろう。

人は多かれ少なかれ何かを信じなければやっていけないのではないか?
そして、その他人が心から信じているものを簡単に否定したり、馬鹿にしたりはやはりできないよな、と、そんなことを思っています。

STORY

『革命』の名の下に仲間を制裁したあの悲劇。
『救済』の名の下に他者を排除しようとしたあの悲劇。
過去、実際に起こった二つの悲劇をモチーフに
「その時、なぜ若者たちは熱に犯されたように熱狂したのか?」
「その熱狂の中、彼らを突き動かした物は何だったのか?」
「その熱狂の中、彼らは立ち止まり 自身を振り返る事は出来なかったのか?」
をそれぞれ脚本化します。

いまの常識に照らし合わせれば信じられない悲劇です。
繰り返していけない悲劇です。
しかし、あの時と同じように若者が熱狂した原因の種は現在にもあるのではないでしょうか?
我々は、いつあの時のような熱に犯されるか分からないのです…。

CAST

生田麻里菜 (演劇集団キャラメルボックス)

生田麻里菜 (演劇集団キャラメルボックス)

いくた まりな
大阪市立咲くやこの花高校演劇科を卒業後、影絵の人形操作師を経て2018年に演劇集団キャラメルボックスへ入団。
近年注目を集めているイマーシブシアター作品にも参加。
出演作は成井豊演出『ナツヤスミ語辞典』『容疑者Xの献身』など。


<COMMENT>
W演出という実験的な演劇に心躍りました。
これ出来るの?って思えることに挑戦できるのが、とても嬉しいです。まだ、お稽古前なので何も分からないのですが「難しい〜!」と皆でヘロヘロになってる姿だけ想像できるので、そんな時間も含めて全部楽しんでいけたらと思います。

智順(阿佐ヶ谷スパイダース)

智順(阿佐ヶ谷スパイダース)

ちすん
大阪府出身。2005年映画「パッチギ!」にてスクリーンでデビュー。18年に劇団阿佐ヶ谷スパイダースに入団。近年の主な作品に、舞台『セールスマンの死』『桜姫』(共に長塚圭史 演出)、『アジア温泉』(鄭義信 作・演出)最近の作品として『アーモンド』(板垣恭一演出)「サンソン〜ルイ16世の首を刎ねた男」(白井晃演出)、『ジュリアスシーザー』(森新太郎演出)、『ジャイアンツ』(長塚圭史 演出)映画『ロックンロール・ストリップ』(木下半太 監督)、『GUEST HOUSE』(チョソンギョ監督)、『無限の住人』(三池崇史 監督)、TV『青のSP』(CX)、『ALIFE』(TBS)、『黒い十人の女』(TX)、「イチケイのカラス」(CX)、「ボイスII」(NTV)『旅屋おかえり』(NHKBSプレミアム)
『相棒21』(ANB) など多数。

<COMMENT>
山本試験紙の第一弾を拝見させてもらったときは「わーこりゃ大変そうやなぁー」と思いました。
同時に別のお話し、別の役をやるなんてどういうこと???
なので頭がパニックになることは覚悟でお引き受けすることにしました。
津村さんとは以前共演経験がありますのでまたご一緒できることをとても嬉しく思っています。
頼もしい役者さんなので頼りまくろうと思っています。
そしてその他の初めましてのみなさんとはどういうセッションになるのかとてもワクワクしています。
とにかくやってみないとわからない!というのが正直なところですが、5月の本番までには面白いものをお届けできるよう頑張ります。

津村知与支(モダンスイマーズ)

津村知与支(モダンスイマーズ)

つむら のりよし
1975年生まれ。北海道出身。劇団「モダンスイマーズ」と、北海道出身の道産子ユニット「道産子男闘呼倶楽部」に所属。外部公演やドラマ、映画でも幅広く活躍。主な作品に、【舞台】道産子男闘呼倶楽部『きのう下田のハーバーライトで』(作・演出:蓬莱竜太)、パルコプロデュース『FORTUNE』(演出/ショーン・ホームズ)、『画狂人 北斎』(演出:宮本亞門)など。【ドラマ】NHK連続テレビ小説「虎に翼」(4月O.Aスタート)に出演予定。

<COMMENT>
革命と救済、実際に起こった二つの事件を扱った作品の題材や、その二つの作品を2人の作家演出家がつとめて、一つの話の中で交互に役者が演じ分けるという劇作構成。
これ以上ないのではないかという攻めた企画に今から気持ちが昂っています。はたしてどういった過程を経て一体どんな舞台が立ち上がっていくのかとても楽しみです。

細井じゅん (コンプソンズ/パ萬)

細井じゅん (コンプソンズ/パ萬)

ほそい じゅん
gina creative management 所属。1994年9月21日生まれ。静岡県出身。劇団コンプソンズ に所属。近年の舞台出演作に、贅沢貧乏・小田尚稔の演劇・ほろびて・桃尻犬・東京にこにこちゃんなどがある他、同年代の俳優3人で立ち上げたユニット『パ萬』を企画するなど活動の幅を広げている。現在、CM・ドラマ・映画など、映像作品にも多数出演中。

<COMMENT>
今まで経験したことのないような挑戦的な公演に緊張と同時にワクワクもしました。手練れの役者の方々と素晴らしきスタッフの方々に胸を借りるつもりで頑張ります。是非見届けていただけたら嬉しいです。

安川まり

安川まり

やすかわ まり
1991年10月4日生まれ、神奈川県出身。
蜷川幸雄主宰「さいたまネクスト・シアター」出身。
2012年おうさか学生演劇祭 助演女優賞受賞。
2022年佐藤佐吉賞最優秀主演女優賞受賞。
近年の主な出演作品に、2024年度前期朝ドラ「虎に翼」、ドラマ「Iam...マスタッシュガール」、ドラマ「婚活食堂」、舞台劇団た組「綿子はもつれる」など。


<COMMENT>
出自の違う素敵なキャストスタッフの皆様と、一つの創作に携われること、とても光栄です。彼らは一体何を見ていたのか。この試みの先に私たちは何を見るのか。今はまだ未知なことばかりで、到底捉えきれないようにも思われますが、稽古を重ねて皆さまと一緒に、何かを見つけていけたらと思っています。

横尾 渉(Kis-My-Ft2)

横尾 渉(Kis-My-Ft2)

よこお わたる
1986年5月16日生まれ。神奈川県出身。A型。
Kis-My-Ft2のメンバーで2011年8月10日に「Everybody Go」でCDデビュー。
2010年に「フリーター、家を買う。」(フジテレビ)でドラマ初出演。
その他、主な出演作にドラマ「平成舞祭組男」(日本テレビ)、「〇〇な人の末路」(日本テレビ)、「ConneXion」(dTV)、舞台「銀河英雄伝説」シリーズ、「〇〇な人の末路~僕たちの選んだ××な選択~」などがある。


<COMMENT>
ここ数年お芝居の仕事をしていなかったため、オファーを頂いた時は「なぜ自分に声がかかったのか、自分で大丈夫なのか」と思いました。
ただ、舞台の演出がdTVで配信したドラマ「ConneXion」でご一緒した杉本監督でして、
当時「もう1回一緒にお仕事をしたいですね」とお話ししていましたし、声をかけて頂いた機会を大切にしようと思い舞台をやらせて頂くことにしました。
お芝居は久しぶりですが、舞台をご覧頂いた皆様が何か感じて頂けるよう自分なりに楽しんで表現したいと思います。
シアターサンモールでお待ちしております。

吉田電話 (クロムモリブデン)

吉田電話 (クロムモリブデン)

よしだ でんわ
1986年12月14日生まれ 和歌山県出身
6年間の会社員生活を経て27歳で上京、今に至る。役者業の傍らデザインの仕事も行う。
近年の出演作は、WOWOWモキュメンタリードラマ「PORTAL-X」や、『だが、情熱はある』、『婚活食堂』、ウルフルズのMVなど。

<COMMENT>
昨年の山本試験紙の初演を観劇しました。W演出という他に類を見ないトリッキーでクリエイティブな手法が、私に珠玉の演劇体験をもたらしてくれました。2024年、今年は自身、舞台出演が多い年になる様な気がしていたのですが、そんな時、渡りに船を得たるが如く今回の出演依頼をいただきました。役者の力量が試されるであろう山本試験紙の作品世界に、頭の先まで浸かりきってみたいと思います。

STAFF

脚本:山本試験紙
演出:杉本 達 倉本朋幸

舞台監督 本郷剛史
音響 遠藤瑶子
照明 山内祐太
演出助手 渡邊力
衣装 西本朋子
ヘアメイク 齋藤美幸
メインビジュアルデザイン 吉田電話
カメラマン 水津惣一郎
制作 野元綾希子 佐藤奈々 田中あやせ

主催 山本試験紙

SCHEDULE

2024年5月2日(木)~7日(火)

2日
(木)
3日
(金・)
4日
(土・)
5日
(日)
6日
(月・)
7日
(火)
13時~
18時~
19時~

★・・・アフタートークあり
◇・・・通常公演

TICKET

TICKET

全席指定

料金8,500円(税込)

出演者先行受付開始:2024年02月16日

一般チケット発売 : 2024年04月17日

【チケット取り扱い】ローソンチケット(先着)

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チケット購入に関するご案内

========== 一般発売(先着) ==========

下記日程よりローソンチケットにてチケット発売を行います。

■発売開始日時
2024年4月17日(水)12:00~発売開始

■チケット発券期間
2024年4月25日(木)10:00~
※お近くのローソン・ミニストップに店頭にて発券ください

■チケット料金(税込)
一般8500円

■発売方法=WEB購入のみ(電話予約はございません)
※各回予定枚数に達し次第、販売終了いたします。 
※ご購入はお一人様につき一公演1枚まで、複数公演申込可能、同公演の重複申込は不可となります。
※一度販売予定枚数が終了になった公演でも、予約流れにより再販売となる場合がございますので、ご確認の上ご利用ください。


【注意事項】
・チケットの高額転売は法律で禁止されております。
・10歳未満の方のご入場はお断りしております。
・劇場入口は地下1階となっており客席までエレベーターはございません。
・館内は禁煙です。
・駐車場はございません。公共交通機関をご利用下さい。

THEATER

新宿 シアターサンモール

東京都新宿区新宿1丁目19-10 サンモールクレスト B1
東京メトロ丸の内線 新宿御苑前駅
大木戸門方面出口 (出口2) より 徒歩3分

http://theatersunmall.server-shared.com/

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